ブログを書いている人なら、一回は書籍を出してみたいと思ってことはあるのではないのでしょうか。やり方など全然しらないので勉強会に参加してみました この勉強をうけてみて技術書典5は一般参加予定ですが、いずれはサークルとして参加してみたい
connpassの以下の勉強会です。
注意点
- 技術書典さんやTechBoosterさんの主観がはいっている。参考程度にする
- この記事は自分のメモとTwitterの#技術書典の部分を自分用にまとめた記事です。同人誌や印刷については素人なので間違いがあるかもしれません
技術書典について
技術書典とは?
新しい技術に出会えるお祭りです。 技術書典は、いろんな技術の普及を手伝いたいとの想いではじまりました。 技術書を中心として出展者はノウハウを詰め込み、来場者はこの場にしかないおもしろい技術書をさがし求める、技術に関わる人のための場として『技術書典』を開催します。
https://techbookfest.org/ より引用
コミケの技術書版みたいなイメージです。
費用は以下のような形です(技術書典5の場合)
- サークル参加:7,000円
- パトロン: 20,000円
- 一般参加:無料
技術書典に出すレベルじゃないし・・・という方も、やってみないと始まらない
失敗をしないと学ぶ事もできない
1人で作っている人もいたのが、結構励みになった。自分もいずれは作りたい!!
本の傾向について
商業系は初心者向けの雑誌が多い。これは初心者の方が本を購入してくれる人が多い。同人誌は初心者〜中級レベルが多い。主催のTechBoosterさんは最新の記事をかいているので中級レベル以上が多いと思われる。
最新とかいてあるが情報鮮度は
SNS > BLOG > 同人誌(技術書)
になる
当たり前だけど、工数は逆になる
同人誌(技術書) > BLOG > SNS
ここ最近は初心者向けのも多いので商業向けに近づいている
ページ数の傾向としては60ページが多い
売上の傾向について
TechBoosterさんの傾向なのであくまでも参考程度。
紙と電子をつくった販売比率は概ね
8:2
紙の方が売れる
なぜ紙の方がうれるのか、わかっていないみたい・・・
→ たしかに不思議だけど・・・自分も紙と電子なら紙を選んでしまう。紙があると買ったという満足感がある。
用語について
専門的な用語は抑える必要はないらしいが 下記のページを参考にする
「表紙1、2」などは企画・編集会議などで、でるみたい
著作権について
- 技術書典は同人誌文化になじみのない一般の方も多数参加される。
法令遵守する事。
→ 当たり前のような・・・・ - どうしても使いたい場合は・・・
原著作者とコンタクトをとる
ロゴマークとか画像は指摘事項も多いので注意
書籍の作成の流れについて
知らない事ばかり・・・
- サークル申し込み
- 企画
- 執筆
- 校正と組版
- 製版
- 搬入
サークル申し込み
企画内容が決まっていなくても、申し込む。 サークルの当選が完了すると自然に締切が決まる。締切が決まらないとやらない人が多いみたい。
企画
どんな記事を書くのか決める。複数でおこなう場合は、分担をきめるイメージ
執筆
カキカキする
TechBoosterさんの場合でgithubで管理されている
校正と組版
複数人数で書いていると、書き方がバラバラだったり、表記ゆれが発生する
TechBoosterさんの場合は1人が修正しているみたい。レビューは複数人でおこなう
執筆者が修正依頼をする場合は開発と同じでpullリクエストする
組版で文字や図版などの要素を配置し、紙面を構成する (イラストと紐づけをおこなう)
製版
作成したPDFをもとに印刷書に依頼する。
自分の家に届くパターンと会場に直接運んでもらう(直接搬入)がある
どの印刷所でも直接搬入できるわけではない
直接搬入ができる印刷所
ツールについて
- 1人で書く場合は、Wordや一太郎でかいてPDFで出力するので問題ない。構成の機能として大変優れている。
- 複数人で書く場合は、バージョン管理などが必要になる
→ エンジニアならほぼ使っているgithubがいい - AsciidocやSphinxを使う人は割合少なく、Re:viewを使う人が多い
→ Re:viewは「Re:viewっぽくなる」なるという問題があるみたい
(Bootstrapみたいなもの)
何も考えずに Re:VIEW で書くと「Re:VIEW っぽく」なる問題があって、これは Bootstrap に似ている。#技術書典
— チェシャ猫@技術書典5 か14 (@y_taka_23) 2018年8月19日
執筆ツールのRe:viewについて
- 出力フォーマットがEPUBやPDFやInDesignにも対応しているので電子化する時には便利
- 設定がたくさんあるみたい。秘伝のタレ状態になっているらしい。初心者向けのツールがある
reviewstarter
Re:VIEW Starter - MarkDownからRe:VIEWに変換するツールがある
github.com - はじめての執筆のサンプルリポジトリがある
github.com - ワークフロー
www.slideshare.net
フォントについて
macの場合
以前、Appleに確認したところmacOSにプリインストールされているフォントは商用利用も可能との回答があったらしい。
— Takagi Shingo (@zizi4n5) 2018年8月19日
このため、macOSの場合はmacOSにプリインストールされているフォントを利用する人が多い。
#技術書典 #技術書の作り方勉強会
windowsの場合
macOS以外の場合は、Googleが公開しているfree fontのGoogle Noto Fonts などがあるらしい。https://t.co/qwSrInSpo7
— Takagi Shingo (@zizi4n5) 2018年8月19日
#技術書典 #技術書の作り方勉強会
フォントが入ったDockerもある
https://hub.docker.com/r/vvakame/review/
2018/08/20追記
at-grandpa.hatenablog.jp
この記事がわかりやすかった
お試し印刷
セブンイレブンのマルチコピーが便利
その他
弊サークルの執筆環境は今回BitBucket -> CloudBuild -> Sphinx latexpdfja -> Slackにしました。他の人達の環境も聞きたい。 #技術書典 #技術書典
— 🐈...@技術書典5 う12 (@mikesorae) 2018年8月19日
BitBucket -> CloudBuild -> Sphinx latexpdfja
CircleCIでビルドしてPDFをSlackにPostする仕組み簡単に作れたので助かってる #技術書典
— Godan (@godan09) 2018年8月19日
CircleCI -> PDF -> SlackにPOST
通知できるのはすごいな
markdownで書くならgitbookというツールがあるらしい(未確認)
Q&A
Q1.
判型はどのサイズがいいのか?
A1.
技術書というとソースがメインのコンテンツなのでB5がいい。 文章メインだと別の判型を考慮した方がいいQ2.
オフセットとオンデマンドのどちらがいいのか?
A2.
たくさん刷るならオフセットがオススメ。
オンデマンドは絵とかがベースだとつらいかもしれない。
主催もよくわかっていないらしいQ3.
レビューワーがいないだけど、どうしたらいいのか?
A3.
ツイッターで募集するか、知見がある人に依頼する。ツイッターで募集する場合は【急募】をつけたほうがいいQ4.
どれぐらい印刷した方がいいのか?前回より出展サークルが増えたのでそれを考慮するべきなのか?
A4.
前回が約6000人が入場した。16:00ぐらいまで入場制限が発生した。今回は1万人ぐらいを予想している。前回と同じぐらい売れると予想している。前回は全体の印刷の平均が200部程度だった。完売したのが78%だった(平均168部) 。早いサークルで12時までに完売(全体の15%)、13時にかけてさらに21%が、14時までに追加で20%のサークルで新刊、または既刊いずれかが完売。
https://blog.techbookfest.org/2018/07/13/tbf04-report/
より引用 売れない可能性もあるので電子書籍版を多めのパターンがいい。電子書籍は1枚5円ぐらいでできる。
Q5.
どの紙がいいのか?
A5.
予算と折り合いをつけて決める。紙によって印刷できない色があるので注意
業者がサンプルを用意してくれたQ6.
過去の技術書典だと簡単後払いが便利に使えた。 今回の会場は電波が弱いと聞いているがどうなのか?
A6.
今回は会場問題で電源の確保もやらない。
Wifiなどについては保証できない。
お金の扱いどうするかは、検討中。
後日アナウンス。
Q.
— show@VUIプロデューサー (@surumegohan) 2018年8月19日
過去の技術書典だと簡単後払いが便利に使えた。
今回の会場は電波が弱いと聞いているがどうなのか。
A.
今回は会場問題で電源の確保もやらない。
Wifiなどについては保証できない。
お金の扱いどうするかは、検討中。
後日アナウンス。
#技術書典Q7.
販売価格についてどれぐらいがいいのか?
A7.
予算と折り合いをつけて決める。お釣りの手渡しなどのオペレーションを省くために1,000円が多い。 お祭りなので金銭感覚おかしくなるので、500円でも1,000円でも変わらないので、ある程度強気でもOK
感想
勉強会なのですが、参加者の目が真剣そのもので、質問がバンバン飛び交う形になり活気があった
前回、参加した人の失敗談や、今つくっている人の悩みを聞けて本当に勉強になった
1人でつくる事になったとしてもレビューワー を作れる事ができる事をしったのはよかった。たぶん1人で書くと思うので・・・
- Twitterでつぶやいてくれている人が、的確にまとまっていて脱帽した(神かなと思った)