Firebase入門　Cloud Functionsをエミュレータで実行

テストしていないコードをアップしてサービスを落とした人がいます。

そう、私です

笑えないですが、事実です。一昔前、Cloud Functionsは本番しか環境がなかったのですがエミュレータがリリースされました。ローカル環境でじっくりテストした内容を本番にアップする事ができるようになりました。 Google先生のマニュアルにも記載されています

Firebase Local Emulator Suite を使用すると、Firebase プロジェクトにデプロイする代わりにローカルマシンでアプリをビルドしてテストできます。開発中にローカルテストを行うことを強くおすすめします。その理由の 1 つとしては、本番環境でコストを発生させる可能性があるコーディングエラーのリスク（無限ループなど）が低下するためです。
https://firebase.google.com/docs/functions/get-started?authuser=0#emulate-execution-of-your-functions
より引用

無限ループとか普通にやっていれば気がつくかも知れないのですが、関数を大量に発行させてありえない金額を請求された人もいます。

gigazine.net

できる限りはローカルでテストして本番UPしたいです。

この記事はReact Firebase入門シリーズです

よかったら他の記事も見てください。

エミュレータのインストール
エミュレータでのテスト
感想

エミュレータのインストール

インストールは別の記事でやっているのでそちらを参考にしてください masalib.hatenablog.com

エミュレータでのテスト

実はエミュレータが立ち上がるとfunctionのフォルダは監視されています。その状態でプログラムを修正します

例

const functions = require('firebase-functions');

exports.helloWorld = functions.https.onRequest((request, response) => {
    functions.logger.info("Hello World logs!", {structuredData: true});
    response.send("Hello World");
})

+ exports.helloWorld2 = functions.https.onRequest((request, response) => {
+     functions.logger.info("Hello2 World logs!", {structuredData: true});
+     functions.logger.info("emulator test2");
+     response.send("Hello World2");
+ })

ファイルの保存をするとエミュレータ側のログに以下がながれます

+  functions[helloWorld2]: http function initialized (http://localhost:5001/learn-firebase-masalib/region/helloWorld2).

このURLコピーしてをCURLで叩く

curl http://localhost:5001/learn-firebase-masalib/region/helloWorld2
# Hello World2

ログに出力されます

i  functions: Beginning execution of "helloWorld2"
>  {"structuredData":true,"severity":"INFO","message":"Hello2 World logs!"}
>  {"severity":"INFO","message":"emulator test2"}
i  functions: Finished "helloWorld2" in ~1s